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読書の秋
- 2015/10/19(月) 22:51:15
母性/湊かなえ
火花/又吉直樹
一路/浅田次郎
を読み終えました。
ミステリー、サスペンス小説ばかり読む私には
火花、一路は珍しいチョイス。
火花はミーハー心で芥川賞の発表の次の日の仕事帰りに買いました。
が、読了はこの間です…
買うと満足して読まないんですよね(^_^;)
でも、読み始めると一気に読み終わりました。
字数も少ないですし、
お笑い好きな私には、華やかさの裏にある芸人さんたちの影の部分も興味深く、
また、青春モノも好きなので読みやすかったです。
ただ、ちょっと物足りない。
もうちょっと読みたい
何か結果的な物が欲しいと思ったのは
きっとこの作品が好きだったからだと思う。
そして、主人公の徳永を著者のまったん、
神谷をカナリアの安達さんで想像しながら読んでいたので
最後の神谷の変貌にウェッとなってしまった(笑)
一路は同僚の方に薦められて読みました。
参勤道中の全てを取り仕切る供頭の一路の奮闘が描かれています。
時代小説なんてほぼ読んだことのない私には
言葉遣いに慣れるまでとても読み辛かったです。
そんな私でも最後まで飽きずに読めたのは
個性溢れる登場人物たちの魅力のお陰。
一癖も二癖もある人たちみな愛しかったです。
最後は母性。
やはり、湊さん、嫌な奴、嫌な気持ちになる描写が上手いです。
主人公のお姑さんや小姑の嫌な感じが凄くて
憎たらしくてたまりませんでした。
そして、私の中で一番嫌な奴だったのが主人公のルミ子。
極度のマザコン?自己中?
このルミ子がもう少し大人で
夫や娘のことを考える(自分に都合良くではなく、彼・彼女のためを思って)妻、母なら
もっと幸せな家族になれたんじゃないかしら。
ま、そんな平凡な小説つまらなくて誰も読まないだろうけど。
湊かなえ作品にしてはハッピーエンドでした!
まだ、読んでない小説いくつかあるので
読書の秋を満喫したいと思います!
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